「鍼は痛いですか?」という問いに対する回答。 ──痛覚ではなく、「感覚」を呼び覚ますプロセスについて。
2026/01/26
初めて鍼(はり)を受ける方が抱く、「痛そう」というイメージ。
金属の鍼を身体に入れるのですから、そう感じるのは人間の防衛本能として当然です。
しかし、実際に私の施術を受けたクライアント──特に、身体感覚に鋭いアスリートや経営者の方々は、こう表現します。
「痛いというより、奥の方で何かが『繋がった』感じがする」 「気付いたら落ちていた(寝てしまった)」
なぜ、イメージと実際の感覚にこれほどの差が生まれるのか。 そこには、明確なロジックがあります。
注射針とは異なる、超高精度の「センサー」
まず、鍼という物体の話をしましょう。 医療用の注射針は「液体を通すための管」であり、組織を切り裂く形状をしています。これが痛みの原因です。
対して、私が使用する鍼は、髪の毛ほどの細さ(0.16mm〜)の「高精度なセンサー」のようなものです。 先端は細胞の隙間を滑り込む形状に加工されており、皮膚の痛点(痛みのセンサー)を感知させずに通過させることが可能です。
もちろん、アメフト選手や強靭な筋肉を持つ方には、その厚みを貫通させて深層筋にアプローチするために、長尺(90mm)や太めの鍼を使用することもあります。 しかし、それもすべては「目的」に合わせて最適な道具を選定しているに過ぎません。
「ズーン」とくる響きは、神経接続の合図
施術中に、「ズーン」と重く響く独特の感覚を感じることがあるかもしれません。 東洋医学の専門用語で「得気(とっき)」と呼ばれる反応です。
これは「痛み」ではありません。 バグを起こしていた神経回路が、鍼という外部刺激によって正常に再接続された瞬間の「通電サイン」です。
滞っていた箇所に正確にアプローチできた時、脳はそれを「響き」として感知します。 プロフェッショナルな皆様には、この感覚を「あ、今そこにスイッチが入ったな」とポジティブに捉えていただけることが多いです。
強制的な「システム再起動」
「痛いと思っていたのに、いつの間にか寝てしまった」 これは、鍼の最大の効能の一つです。
適切な刺激が脳に入ると、過熱していた交感神経(興奮モード)が鎮まり、副交感神経(回復モード)が強制的に優位になります。 つまり、脳のシステムがシャットダウンし、再起動(リブート)がかかる状態です。
これは、意思の力ではどうにもならない深いレベルでの休息です。
刺激を「設計」する。
もちろん、「とにかく強い刺激が良い」わけではありません。 その日のあなたの体調、筋肉の緊張度、感受性に合わせて、私はミリ単位で刺激量をコントロール(調律)します。
▪︎初めての方には、刺激を感じさせないアプローチで。
▪︎強いリセットを求める方には、深部に届くアプローチで。
必要なのは、痛みを我慢することではありません。 あなたの身体が何を求めているか、その声に耳を傾けることです。
不安な点は、カウンセリング時にすべてぶつけてください。
あなたにとっての「最適解」を、私が提示します。
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川畑鍼灸マッサージ治療院
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